2026年を迎えて
ジャンティーユの活動も2年目となり、任意団体から一般社団法人へと法人化しました。ボランティアスタッフの方、地域で活動されている方、区の担当者の方、事業者の方など、日頃から力を貸して頂いている皆さんに感謝しています。そして何より、暑い日も寒い日も毎月会場まで来ていただいている利用者の皆さんに感謝しています。
この1年間、ジャンティーユの活動を通じて、また私個人の経験としてもいろいろな人が様々なことで困っているとつくづく感じました。生活困窮者自立支援における食料支援の観点で申し上げれば、フードパントリーなどは探せばいくらでもある、困ったら行けばいいなどと思われがちです。実際には「パントリーが地域に無い」「条件に合わなかった、申込みのハードルが高すぎる」といった声を多く聞きます。他方で子ども食堂であれば子育て世帯向けの食事や居場所づくりが目的、公園などでの炊き出しは主に路上生活者向けといったように、それぞれで役割が分かれています。東京という大都市であっても、地域・世帯によっては食の支援すら受けられないという現状があるのです。
当パントリーは支援が届かない人を一人でも減らしたいとの想いから、ひとり親、障害・病気、多子世帯、在宅介護世帯といった方が幅広く利用可能となっています。さらにお住まい地域の制限もないため都内15以上の区・市から利用者が来られています。なお一般的にフードパントリーは子育て世帯の女性が使うイメージがあるようですが、当パントリーは単身世帯や男性も利用しています。
2026年1月現在、パントリーの利用者は60世帯ほどとなりましたが、もっと多くの方に利用いただきたく、今年中に利用者を100世帯まで増やす方針です。希望する利用者にはコンサルタント出身の経験も活かした家計相談や生活相談を行っておりますし、他団体・事業者のサービス・地域イベント・行政窓口なども随時ご案内しています。パントリーでの食料支援を土台にしつつ、様々な形で力になりたいと考えています。(2026年2月)
なぜフードパントリー(食料支援)なのか
食料の無償配布という活動に対しては、「根本的な解決にはならないのではないか」という疑問を持たれることもあります。それでも、その場で確実に役に立つ支援はなくてはならず、常に誰かが必要としていると考えています。食はどんな人にとっても毎日欠かせないものですし、物価高が続く昨今ではさらに重要になっています。同時に、目に見える形のできるだけ実利的な助けになりたいと考えています。交流の場や地域としてつながりを育むことまでできれば一番良いのですが、まずは毎月継続して食品をお配りするという「形ある支援」を届けることを第一にしています。

代表理事 岩田 健太郎
大学卒業後は大手コンサルティング会社に入社し、上場企業や政府機関向けに機関投資家や資本市場についての調査・アドバイスに従事。リサーチ部門の本部長、ニューヨーク支店長などを務めるも2024年12月に会社を退職し、2025年1月にジャンティーユを創設。
1986年生まれ、岐阜県出身。趣味は絵画鑑賞(特にアメリカ現代美術)、映画、旅行、読書。個人での資産運用歴は約20年。
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