ニューヨークとフィラデルフィアのフードパントリーを訪問しました
先月に個人旅行でニューヨークとフィラデルフィアへ行った際、現地のフードパントリー2ヵ所(New York Common Pantry、Lutheran Settlement House)を訪問しました。どちらも食糧支援と生活支援の両方を一体的かつ大規模に行っていることが分かり、本当に有意義でした。アメリカは日本以上に物価高騰や所得格差の拡大が進んでいるため活動の規模が違うのは当然ですが、今後の団体運営を考えるうえで学ぶことが多くありました。
ジャンティーユ代表理事 岩田健太郎
■2つのフードパントリーに共通していたこと
・自らの施設を持ち、常時の利用者対応やほぼ毎日の食品配布ができる
・フードパントリーは週5回ほど午前から夕方まで開催。毎月のパントリー利用人数は1000~数1000人ほど
・食糧支援だけでなく生活支援も行っており、公的制度の利用支援、生活相談全般、ホームレス・DV被害者・高齢者への支援なども幅広く行う
・年間の支出は10億円以上で政府からの助成金や委託事業も多いが、食品の多くは寄付で賄っている。職員数は100人近い


■New York Common Pantry(ニューヨーク イーストハーレム地区)
ハーレムとブロンクスの主要4拠点に加え、市内170か所以上で移動型パントリーを展開している。イーストハーレムのChoice Pantryは週4日程開催、約1,600世帯が利用し、栄養教育も行うことが特徴。生活相談、SNAP・メディケイド等公的制度利用支援、ホームレス支援(シェルター・食事提供)なども幅広く行っている。
■Lutheran Settlement House(フィラデルフィア フィッシュタウン地区)
食糧支援のほか、DV被害者支援、家族支援、高齢者支援などを幅広く行っている。フードパントリーは平日の週5日開かれており、月平均では約1,100回の利用がある。利用者が生鮮品も含めた必要な食品を自ら選ぶ「Choice Pantry」方式を採用。所得証明や紹介状などを原則必要とせずm利用しやすい仕組みとなっている。
